新型コロナに打ち克ち、共に前へ(令和3年1月1日)

 

ページ番号1063575  更新日 令和3年1月1日 印刷 

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杉並区長 田中 良

あけましておめでとうございます。昨年中は区政運営に多大なるご理解、ご協力を賜りましたことを感謝申し上げます。

さて、昨秋、宇宙飛行士の野口聡一氏は、民間宇宙船で世界初となる本格運用機で飛び立ち、今もなお地上400キロメートル上空の国際宇宙ステーションで任務を続けています。野口氏は、同乗する3人のクルーと共にこの宇宙船を、「回復する力」を意味する「Resilience(レジリエンス)」と命名しました。これは、新型コロナウイルス感染症という困難に直面する全世界に向けて、くじけず、成長を止めず、前を向いていこうという力強いメッセージです。

すでに世界各国においてワクチン接種が始まり、わが国でも早晩、段階的に接種が開始される見通しです。また、有効な治療薬の開発も進められ、このウイルスを克服する日は、そう遠くないものと信じています。しかし、今しばらくはウイルスとの戦いを続けていかなければなりません。戦いが長期化する中では、科学的根拠に基づいた十分な対策を講じ、医療崩壊を阻止しながら、社会経済活動もできる限り継続していくことが必要です。そのために、昨年は基幹病院に対する包括補助を始め、中小企業・小規模事業者や文化・芸術活動への支援など、10次にわたり補正予算を編成いたしましたが、今後も時機を捉え、必要な取り組みを迅速に実施してまいります。

今年は、杉並区においては、令和4年度を始期とした、その後おおむね10年の区政の羅針盤となる「新基本構想」を策定する重要な1年となります。「未来に生きる子どもたちと共にロケットに乗りたい」と、子どもに見立てた人形を帯同した野口氏同様に、私にも将来の世代のために、より暮らしやすく魅力的な杉並区を残していきたいという強い思いがあります。その実現には、区民の皆さまの力を結集する必要があります。コロナに打ち克ち、将来に向けて力強く区政を前進させていくために、どうかこれまで以上のお力添えを賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

 

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