地震発生時の行動マニュアル

 

ページ番号1005264  更新日 令和5年10月12日 印刷 

地震発生時の行動

地震が発生した場合、時間の経過に伴い皆さんの行うべきことが変わってきます。

経過時間:地震発生時から2分後

イラスト:テーブルの下に隠れる親子

行動すべきこと
自分の身を守りましょう。

  • 揺れを感じたら丈夫な机やテーブルなどの下に身を隠す
  • 玄関などの扉を開けて脱出口を確保する
  • あわてて外に飛び出さない
    激しい揺れは、数十秒間続きます

日ごろからの備え

  • 家具類の転倒・移動防止
  • ガラスの破損・飛散防止
  • 照明器具の落下防止など
  • 感震ブレーカーの設置

経過時間:2分から5分後

イラスト:隣近所の皆さんで協力して消火活動

行動すべきこと
火の始末をしましょう。
消火のチャンスは以下のとおりです。

  1. 揺れを感じたとき
  2. 大揺れがおさまったとき
  3. 出火の直後
    区では初期消火用に約5,400本の街頭消火器を設置しています

日ごろからの備え

  • バケツ、消火器の用意
  • 風呂水の汲み置きなど

経過時間:5分から10分後

行動すべきこと

  • わが家の安全確認を行いましょう。

日ごろからの備え

  • 家族で防災会議(避難場所、連絡方法の確認)
  • スリッパやスニーカーの用意(ガラスなどによるけが防止のため)

経過時間:10分後から半日後

行動すべきこと

  • 近所の安否確認を行いましょう。
    個人での応急活動には限界があります。隣近所で協力しあいましょう。
    身の周りの自力で安全を確保することが難しい高齢者・障害者・乳幼児・経産婦・傷病者などの災害時要配慮者の安否確認をお願いします。

日ごろからの備え

  • 隣近所の協力体制づくり
  • 防災市民組織への参加

経過時間:半日後から3日後

行動すべきこと

  • みんなで支えあいながら生活しましょう。

日ごろからの備え

  • 家庭内備蓄の準備(最低3日分程度の食糧・飲料水、懐中電灯、ラジオ など)

3日後以降

行動すべきこと

  • 本格的な復旧活動が開始
    ボランティア活動も開始され、区民・事業者・行政が一体となって復旧・復興に取り組みます。

正しい情報の入手を

1.地震・避難情報

  • テレビ・ラジオ
    地震情報、余震情報は、テレビ・ラジオを通じて最も早く知ることができます。
    テレビ・ラジオの放送には、常に耳を傾けましょう。
    停電時には車のラジオも活用できます。
  • ケーブルテレビ
    ジェイコム東京でも区内の災害情報等を提供します。
  • 防災行政無線
    区内の約120カ所に設置された屋外放送塔から地震情報をお知らせします。
  • 区ホームページ・X(旧Twitter)
    杉並区のホームぺージ・X(旧Twitter)を通じて、各種の災害情報を提供します。
  • 杉並区災害・防災情報メール配信サービス
    杉並区の大雨・地震等に関する情報をメール配信します。
  • 広報車
    区の広報車が地域を巡回して、災害情報などをお知らせします。

2.家族の安否確認

地震発生直後には、あらかじめ家族で決めておいた場所に集合し、家族の安否確認をしましょう。
平日の日中など、家族がすぐ1カ所に集まることができない場合には、災害用伝言ダイヤルや、遠隔地の親戚・知人などへ電話連絡等の方法により、安否確認をしてください。

3.「警戒宣言」が出された場合

東海地震発生のおそれがある場合、内閣総理大臣から警戒宣言が発せられます。
警戒宣言は避難の合図ではなく、地震への準備を呼びかけるもので、テレビ・ラジオのほか、区の防災行政無線やパトカー・消防車のサイレンなどでお知らせします(サイレン音は、45秒間の吹鳴を3回繰り返します)。
警戒宣言が出されたら、次のことに注意しましょう。

  • 正確な情報をつかむ
  • 火は使用しない
  • 水をたくさん用意する
  • 非常持ち出し品を身近に用意する
  • 動きやすい服装に着替える

警戒宣言が出されるまで

1.気象庁 異常発見 2.判定会の判定 3.内閣総理大臣が警戒宣言を発す 4.警戒宣言を知らせる

地震による避難が必要なときは

1.避難は最後の手段

家が無事で、地域に火災の危険がなければ、あわてて避難する必要はありません。
火の手や煙が近くに見えたり、きな臭いなど危険を感じた時など、目前に危険が迫っているときは、個人の判断ですぐに避難しましょう。

火災などで自宅が危険になったときは、近くの区立小・中学校へ(区が「震災救援所」を開設。)・区立小・中学校も危険となった場合は最寄りの「広域避難場所」へ。

2.避難するのはいつか

その地域全体が危険と判断された場合には、区長が避難情報(避難勧告等)を発令しますので、必ずそれに従い、集団で避難してください。
一瞬の判断が生死を分けることにもなりますので、逃げ遅れのないよう隣近所で声を掛け合ってください。

3.避難する場所は

  • 震災救援所への避難
    家屋の倒壊や火災などで自分の家にいられなくなったときは、まず、近くの震災救援所(区立小学校・中学校等)に避難します。
  • 広域避難場所への避難
    火災がさらに延焼拡大し、震災救援所にも危険が迫っている場合には、大火から身を守るため、広域避難場所に避難してください。

4.避難する場合の注意

  • 動きやすい服装、丈夫な履物で、避難する。
  • 家を出るときは、電気のブレーカーを切り、ガスの元栓を締める(漏電による出火、漏れたガスへの引火を防ぐため)。
  • 防災会リーダーなどの誘導のもと、できる限り集団で避難する(火災発生の場合には、風向きなどを考慮して臨機応変に避難してください)。
  • ペット(いわゆる危険動物を除く)については、ケージに収容するなど必要な準備をして同行避難する(避難先では、基本的に飼い主責任で対応していただくことになります)。
  • 自動車は使用しない。
    大地震の際の車の使用については以下をご覧ください。

「車での避難は必ず行き詰まる」

大地震が発生すると、避難者の安全避難と応急対策に必要な緊急車両の通行確保のため、一般車両の交通規制が行われます。
詳しくは、警視庁のホームページをご覧ください。

「走行中に大地震にあったら」

  • 周囲の安全を確認しながら、直ちに車を左側に寄せ停車します。
  • 車から離れる場合は、緊急の移動がしやすいように、キーはつけたままにし、ハンドルやドアのロックはしないでください。

【図の説明】「道路の左側に停車」「エンジンキーはつけたまま」「窓ガラスは閉める」「ドアロックはしない」

 

このページに関するお問い合わせ

危機管理室防災課
〒166-8570 東京都杉並区阿佐谷南1丁目15番1号
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