手軽な運動習慣

 

ページ番号1073062  更新日 令和5年9月15日 印刷 

区内のウオーキングマップなど気軽に運動を始めるヒントを掲載しています

日常に気軽な運動を取り入れましょう

普段から体を動かすことで糖尿病、心疾患、脳卒中、がん、ロコモティブシンドローム、認知症などのリスクを下げ、ストレス発散やリラクゼーション効果が得られます。

働き盛りの年代は、運動不足になりがちで、運動量が少ない生活を続けていると徐々に体の不調が生じる場合があります。

忙しい方でも無理なく取り組みやすい運動に「歩く」「自転車に乗る」などの筋肉への負荷が比較的軽い有酸素運動があります。特別に時間を確保しなくても、買い物や通勤などの移動を徒歩や自転車に変えることで運動をすることができます。運動は、継続が大切です!楽しみながら、ご自身のペースで、三日坊主を繰り返しましょう。

有酸素運動の効果

  • 心肺機能が改善する
  • 血液循環がよくなり体脂肪が燃えやすくなる
  • 中性脂肪・血圧・血糖値を改善する
  • 骨粗しょう症を予防する
  • リラックス・ストレス解消する など

運動するときの注意点

  • 自分の体力やレベルにあった運動の種類・強度・時間を選ぶ
  • 体調がすぐれないとき、天候の悪いときは無理せず中止する
  • 病気がある場合は、かかりつけ医などの専門家に相談する
  • 服装や靴は体格や活動内容、環境や気候に合ったものを選ぶ
  • 運動の前後にはウォーミングアップ・クールダウンをする
  • 適度に水分補給をする

健康づくりのための身体活動(生活活動・運動)の基準

(参考:健康づくりのための身体活動基準2013) 

  • 18~64歳の方
    歩行またはそれと同等以上の強度の身体活動(注1)を1日60分+息が弾み汗をかく程度の運動(注2)を週60分
    (注1)生活活動:日常生活における労働、家事、通勤・通学などの身体活動
    (注2)運動:スポーツなど、特に体力の維持・向上を目的として計画的・意図的に実施し継続性のある身体活動
  • 65歳以上の方
    じっとしていないで1日40分体を動かす

連続していなくても何回かに分けて行っても効果があります。また、急に運動量を増やさずにご自身の体力にあわせて行いましょう。

適正体重

肥満や、やせの状態は身長と体重から計算されるBMIという数値で判定します。

BMI=体重(キログラム)÷(身長〔メートル〕)²

年齢

目標とするBNIの範囲

18~49歳

18.5~24.9

50~64歳

20.0~24.9

65歳以上

21.5~24.9

(参考:日本人の食事摂取基準(2020年版))

1カ月で体重を1キログラム減量するには、1日あたり約240キロカロリー減を目標にしましょう。
(例)体重60キログラムの方が240キロカロリー消費するには…

  1. 約75分間歩く必要があります。
  2. 食事を減らし、運動をする方法もあります。
    食パン8枚切を1枚減らす(-110kcal)+40分歩く(-130kcal)=240キロカロリー減

「歩く」

イラスト:歩いている人

歩くこと、ウオーキングは、3メッツ(注3)の運動強度に相当し、安静時の3倍のエネルギーを消費すると言われています。
歩くときは背筋を伸ばし、お腹を絞めるような姿勢で、しっかり腕を振るようにしましょう。
10分で1000歩を目安に、少し汗ばむ程度、歩きながら会話ができるくらいの強さがよいです。

(注3)メッツ:運動や身体活動の強度を表す単位。横になったり座って楽にしている安静時の状態を1として、何倍のエネルギーを消費するかで活動の強度を示す。

普段歩いているメッツ(運動強度)はどのくらいでしょう?
メッツが上がればエネルギー消費量が変わります。普段の歩き方を改善してメッツアップしましょう。

「自転車に乗る」

イラスト:自転車にのる人

移動手段を自転車にすると良いこといっぱい!

  • 下半身にある大きな筋肉を使うため、多くのエネルギーを消費し、筋力アップにつながる
  • 膝にかかる負担がランニングと比べて少なく、キツさを感じにくいが、運動強度は高い
  • ペダルにかかる負荷やスピードにより運動強度が異なるので、体力・ペースにあわせて運動強度を調節できる
  • 5キロメートル程度未満であれば、自動車など他の移動手段より早く移動できる
  • 風を切って走る爽快感が得られ、ストレス解消になる
運動強度(メッツ) 自転車の運動の内容
4.0 16.1km/h未満、レジャー、通勤、娯楽
6.8 16.1km~19.2km/h、レジャー
9.0

19.3km/h、立ってこぐ、ブレーキに手をかける、ペダル毎分60回転

14.0 山道、下り坂、きつい労力

(参考:改訂版 身体活動のメッツ表 国立健康・栄養研究所)

自転車に乗るときは、交通ルールとマナーを守り、交通事故やけがに十分注意し、歩行者や他の自転車に思いやりある運転を心がけましょう。

運動を増やすヒント

まとまった時間がとれなくても、毎日の生活の中で身体活動を増やすヒントを動画で紹介しています。

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