ママのための確定申告の話(平成29年1月17日)

 

ページ番号1030497  更新日 令和4年6月27日 印刷 

「すぎラボ」は杉並区で子育て中のママライター・パパライターによるコンテンツです。

確定申告をしているママのイラスト


私は、昨年、長男の出産に伴って、初めて確定申告をしました。
やる前は、なんだか難しそうだし、おっくうだなぁと思っていたけれど、やってみたら、案外簡単だったんです。
ヤリタガリの体験談を書くことで、初めて、ドキドキ、のママたちの背中を押せたらいいな。
他にも、確定申告にまつわるお役立ち情報を書いていきますので、チェックしてみてくださいね。

確定申告 体験談

(1)税務署で申告用紙をもらう

私の場合、帝王切開で出産したので、医療費が10万円を超えましたし、3カ月だけ仕事をして、産休育休に入っていたので、夫の扶養になるかどうかも微妙なラインでした。
確定申告した方がいいとは思っていましたが、何を用意していったらよいのか分からず、とりあえずそれを聞いてみようと、税務署へ行きました。

慣れた様子で、係の方が用紙をくださり、『夫婦両方の源泉徴収票』と、『医療費を証明する領収書』を持ってくるように教えてくれました。

(2)申告用紙の記入コーナー

記入用紙と電卓のイラスト


自力で申告用紙を記入するのは難しかったので、源泉徴収票と領収書を持って、税務署内の記入コーナーへ出直しました。

係の方は、なるべく数字を見ないようにと、遠巻きに立っていますが、助けを求めると、どの数字をどこに書いたらいいのか、親切に教えてくださいます。

反省点は、医療費の合計を、その場で電卓で計算したこと。
妊婦健診の助成金を控除したりと、少しややこしいので、事前にExcelなどで整理しておくとスムーズだったと思います。

(3)PCがたくさん並んだ申告コーナー

矢印の書かれた道を進み、別館のプレハブへ行くと、パソコンが20台ほど並んでいて、画面には、e-tax(イータックス)のサイトが表示されていました。
自力でできる人は、同じサイトから、家のパソコンでも申請できますよ。
ただし、e-taxの利用にあたっては、マイナンバーカードを取得していることなど、条件があるのでご確認ください。
私は、係員さんに入力を手伝ってもらいたかったので、10分ほど並びました。

入力の際は、係員さんが一対一で対応してくれます。
内容を確認されながら、代理で入力作業をしていただき、終わったらプリンターコーナーへ移動して、控えを印刷していただいて、おしまい。

記入コーナーから入力まで含めて、所要時間は1時間ほどでしたが、休日や、締め切り間際はもっと時間がかかるかもしれません。

確定申告すると何が変わるの?

一般的に、所得から控除できるものがあると、所得税額が低くなります。
さらに、翌年の住民税額が低くなる可能性があります。

ただし、控除の対象となるもの、ならないものの判断はとても難しいです。
医療費控除が一番身近かと思いますので、治療費やタクシー代、ドラッグストアで購入した薬など、医療費になりそうな領収書はとりあえずとっておいて、国税庁ホームページのタックスアンサーのページであらかじめ控除対象になるか調べて、それでも不明な場合は税務署で相談してみるのがオススメ。

医療費控除の概要について、調べて表にしてみました。

医療費控除の概要
項目 内容
控除の対象となるものの例
  • 出産までにかかった定期検診や検査の費用
  • 入院中の病院の食事代(病院から提供される以外の食事は対象になりません)
  • 通院に際しての交通費(電車代等)
  • 歩行不可能な場合や緊急の場合のタクシー代 など
控除の対象にならないものの例
  • 予防接種の費用、未払いの医療費
  • 健康診断や人間ドック(健康診断の結果、重大な疾病が発見された場合は対象になります) など
医療費から差し引いて計算するもの
  • 出産育児一時金、高額療養費などの補てん金
  • 保険会社から受け取った保険金 など
クレジットカードで支払った場合
  • 口座引落日ではなく、カードを利用した日を含む年の医療費に計上

(注)上表の内容については、控除の対象に条件があったり、制度が変わる場合等もあるため、医療費控除の詳細や最新情報については、国税庁のホームページ をご覧ください。

自営業の場合

ヤリタガリは経験がありませんが、すぎラボメンバーに経験者がいたので聞いてみました。
自営業の方は、収入と経費をきちんと計算し、領収書を用意して申告しなくてはいけません。
青色申告という方法もありますが、帳簿の書き方が難しいそうです。
税務署の方が忙しくないシーズンに相談に行くと、特に親切に教えてくださるのでおすすめだそうですよ。一年中、いつでも相談に乗ってくださるそうです。

自分が確定申告が必要かどうか分からない方へ

確定申告については、国税庁のホームページや政府広報オンラインにて、詳しく説明されていますので、当てはまるものがないか、ご確認ください。

確定申告の期間

  • 所得税及び復興特別所得税は平成29年2月16日~3月15日
    なお、還付申告については、平成29年2月15日以前でも行えます。
  • 個人事業者の消費税及び地方消費税は平成29年3月31日まで
  • 贈与税は平成29年2月1日~3月15日

 

すぎラボライター ヤリタガリ

 

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