令和元年度の区指定・登録文化財が決まりました(2年4月1日)
令和2年2月に杉並区教育委員会が指定・登録した文化財をご紹介します。
入澤達吉関係資料(日記類)
指定有形文化財 歴史資料
数量 47点
所在 杉並区大宮1丁目20番8号 区立郷土博物館(常時公開は、していません。)
入澤達吉は、国の史跡となっている「荻外荘(てきがいそう)(近衞文麿旧宅)」の前所有者であり、大正天皇の侍医頭を務めた医師です。達吉の生涯を網羅する日記・随筆から、近世・近代の知識人の行動様式や思考法を窺い知ることができます。皇室や国内外の政治・文化など多方面で活躍した達吉の日記は、今後の歴史研究に資する貴重な資料です。
「当用日記」昭和12年11月26日条
「東奥遊記」明治21年春
「当用日記」明治期
角川源義所蔵美術資料
登録有形文化財 歴史資料
数量 26点
所在 杉並区大宮1丁目20番8号 区立郷土博物館(常時公開は、していません。)
昭和期の俳人・国文学者で、角川書店を創設した角川源義(げんよし)が、杉並の自宅で国登録有形文化財となっている「幻戯山房(げんぎさんぼう)(旧角川家住宅主屋)」で所蔵していた美術資料です。源義の人間関係を通して収集された資料で、岸田劉生、棟方志功、岡本太郎らの作品が含まれています。20世紀の昭和という時代の文化的様相を示す資料として、源義の人物史ならびに文化史上、重要です。
岡本太郎「顔」
棟方志功「光明妃柵」
風間完「角川源義肖像」
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