荻外荘の刊行物
文化財シリーズ48 諸家追憶談
杉並区教育委員会は、文化財シリーズ48として「近衞文麿内閣関係者が語る 諸家追憶談(しょかついおくだん)」を刊行しました。
この本は、国指定史跡「荻外荘(近衞文麿旧宅)」を復原整備していくに当たって締結した「杉並区と公益財団法人陽明文庫との交流に関する覚書」に基づき、かつて「荻外荘」にあった貴重な資料の共同調査をする中で、近衞文麿を追憶した資料をまとめ、成果の一部として刊行するものです。
近衞家は、中臣鎌足や藤原道長にまで行き着く名家で、一千年の歴史の中で蓄積された資料は、京都にある陽明文庫で保管されています。
「諸家追憶談」に収録された資料は、これまで、国立国会図書館でマイクロフィルムが公開され、研究者の関連著述に引用されるなどしてきましたが、活字化して刊行するのは初めてのことです。「諸家追憶談」には、若槻礼次郎、岡田啓介、東久邇宮稔彦王、吉田茂など首相経験者だけでなく、近衞内閣関係者20人以上の証言がまとめられています。特に、第一次近衞内閣の大蔵次官で、学習院の学友であった石渡荘太郎は、学生時代の近衞の興味深い思い出を語っています。
刊行に当たっては、研究者だけでなく、多くの方に手に取っていただけるよう、読みやすさを考慮して漢字を新字体に改め、新書版にするなど、これまでの報告書のようなスタイルを一新しています。ぜひお買い求めください。なお、本書の売り上げは全て「荻外荘」の復原整備に活用されます。
お近くの区立図書館でも配架しています。
販売場所
- 杉並区役所1階 コミュかるショップ(令和3年7月1日より販売)
- 杉並区役所2階 区政資料室
- 区立郷土博物館 本館
- 区立郷土博物館 分館
文化財シリーズ46 国指定史跡 荻外荘(近衞文麿旧宅)
荻外荘を詳しくご紹介する冊子「文化財シリーズ46 国指定史跡 荻外荘(近衞文麿旧宅)」を刊行しました。
販売場所
- 杉並区役所2階 区政資料室
- 区立郷土博物館 本館
- 区立郷土博物館 分館
「荻外荘」と近衞文麿
平成28年4月・5月に郷土博物館で国史跡指定記念特別展「『荻外荘』と近衞文麿」を開催したときの図録です。
販売場所
- 杉並区役所2階 区政資料室
- 区立郷土博物館 本館
- 区立郷土博物館 分館
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このページに関するお問い合わせ
教育委員会事務局生涯学習推進課文化財係
〒166-8570 東京都杉並区阿佐谷南1丁目15番1号
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