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更新日 : 2026年1月5日
令和8年杉並区新年賀詞交歓会 区長挨拶(令和8年1月5日)
目次
(注)令和8年(2026年)1月5日開催の「杉並区新年賀詞交歓会」における式辞を掲載したものです。
皆様、明けましておめでとうございます。杉並区長の岸本聡子でございます。
ご来場の皆様におかれましては、2026年、令和8年の新しい年を、健やかにお迎えになられたことと、心よりお喜び申し上げます。
本日はお忙しい中、新年賀詞交歓会にお集まりいただき、誠にありがとうございます。また、昨年1年間、区政に対し、皆さまから温かいご理解とご協力をいただきました。
改めて、心より感謝申し上げます。
年の始めにあたり、今日は少しだけ、昨年を振り返りながら、今年の杉並区についてお話ししたいと思います。しばらくお付き合いください。

杉並区長 岸本聡子
まず、昨年の出来事の中から、二つお話しします。
一つ目は、荻外荘の展示棟のオープンです。
荻外荘は、おととし12月の開設以来、多くのメディアにも取り上げられ、にぎわいを見せてきました。当初、年間2万4千人の来場者を見込んでいましたが、開設から1年で、およそ7万人の方にお越しいただきました。昨年7月にオープンした展示棟は、建築家・隈研吾さんの設計です。
こちらも、オープンから5か月ほどで、2万6千人の方にご覧いただきました。昨年は記録的な暑さの夏でしたが、その中で、荻外荘は、「涼しく、静かに過ごせる場所」として、区民の皆さんが気軽に立ち寄れる、新しい公共の場になったのではないかとも感じています。
また昨年は、『地球の歩き方 杉並区』という本も発行されました。中央線沿線をはじめ、杉並のまちの魅力が、たくさん詰まった一冊です。
地域への深い愛情が感じられる内容で、改めて「杉並は、誇れるまちだな」と思わせてくれる本です。これからも区として、区民の皆さんと一緒に、杉並の魅力を発信していきたいと考えています。
二つ目は、防災・防犯の取組についてです。
能登半島地震の発生や、いわゆる「トクリュウ」と呼ばれる犯罪の発生などを契機に、区民の皆さんに改めて防災や防犯について考えていただくきっかけにしていただこうと、防災・防犯用品を1点選べるカタログ冊子を、全世帯に配布しました。その結果、6割を超える世帯からお申し込みをいただき、区の公式LINEの登録者は2万人から、4万5千人近くへと2倍以上に増えました。多くの区民の皆さんが、「いざという時に備えよう」「正しい情報を受け取ろう」と、行動してくださった結果だと、私は、とても心強く感じています。
社会全体を見ますと、昨年は、物価の高騰が続き、暮らしへの影響も大きい一年でした。
杉並区では、補正予算を編成し、区民の皆さんや区内事業者の皆さんの暮らしを支える取組を進めてきました。年末には、国の総合経済対策も成立しました。これを受け、年明け早々に区議会臨時会を開き、さらなる物価高騰対策を行うための予算を提案する準備を進めています。これからも、区民の皆さんの声を丁寧に聞きながら、暮らしを守る対策を講じていく、という姿勢を大切にしてまいります。
さて、ここからは、今年、区が特に力を入れて取り組もうと計画している内容についてお話しします。
一つ目は、子どもを守ること。
二つ目は、安全・安心なまちづくり。
三つ目は、未来につながる、みどりと人への投資です。
まず一つ目、子どもを守る取組です。
「杉並の子どもは、杉並で守る。」この強い決意のもと、区役所の東隣に建設を進めてきた区立児童相談所が、今年11月、いよいよ開設します。
この施設は、区内の子どもたちの命と権利を守る、大切な拠点です。その役割を十分に果たすためには、行政の力だけでは足りません。
地域の皆さんお一人おひとりとの連携が、これまで以上に重要になります。地域と行政が力を合わせて、子どもたちの健やかな成長を支えていく。その体制を、しっかり築いてまいります。
二つ目は、安全・安心なまちづくりです。
防災・減災の取組として、火災の危険が高い地域での出火防止対策や、初期消火の体制を強化していきます。また、震災救援所では、避難生活が少しでも安心できるものとなるよう、備蓄品の充実や、環境の改善を進めていきます。誰一人、取り残さない。その思いで、防災体制を整えてまいります。
三つ目は、未来につながる、みどりと人への投資です。
「みどり豊かな住まいのみやこ」は、区民の皆さんと共有する杉並区の将来像です。現在、改定を進めている「みどりの基本計画」には、区民参加によるグリーンインフラの取組や、屋敷林などの樹木の保全、都市農業の活性化といった視点を盛り込んでいきます。みどりを守り、育てたい。その区民の皆さんの思いを、しっかり計画に反映してまいります。
また、区民の健康を支える取組として、昨年スタートした「健幸アプリ すぎなみチャレンジ」の活用を進めます。
一人ひとりが、「自分の健康のために、できることをやってみよう」と思えるよう、ライフステージに応じた情報発信や、相談体制の充実を図っていきます。
そのほかに、多文化共生や教育に関しても、大切な取組があります。
多文化共生については、昨年、全国の知事が集まる場で、「排除や差別のない社会を目指し、多様な背景を持つ人たちが、共に暮らしていける地域をつくろう」という考え方が、はっきりと確認されました。これは、これからの日本、そして地域社会にとって、誰もが尊重され、安心して暮らせることが何より大切だという、自治体共通の思いが示されたものです。杉並区でも、行政と地域、そして外国人の方々をつなぐ人材を育てながら、交流の機会を増やし、顔の見える関係づくりを大切にした取組を進めてまいります。
さらに教育の分野における特別な支援を必要とする子どもや、不登校、またその傾向にある子どもへの支援も、重要な課題です。
学校現場を支える支援員や、スクールソーシャルワーカー、スクールカウンセラーを増員し、子ども一人ひとりに寄り添った支援を進めます。また、不登校の子どもたちの居場所となる「学びの多様化学校」の開設に向けた準備も進めていきます。
もちろん、これまで進めてきた気候変動対策、ジェンダー平等の取組、高齢者、障害者、生活に困難を抱える方への支援についても、一つひとつ、着実に取り組んでまいります。
私は、区政を進めるうえで、正しい情報を、分かりやすく区民の皆さんにお伝えすることが、何より大切だと考えています。情報があふれる時代だからこそ、行政が正確な情報を届けることが、皆さんの不安を和らげ、適切な判断につながります。そして、その情報を土台に、区民の皆さんと対話を重ねることで、信頼関係が生まれ、区政は前へ進みます。
これまで、区民の皆さんの声に、何度も背中を押されてきました。これからも「対話の区政」を大切にし、杉並区のよりよい未来を目指して、皆さんと共に歩んでまいります。
結びに、2026年が、皆様お一人おひとりにとって、希望に満ちた一年となりますことを、心よりお祈り申し上げます。
本日は、誠にありがとうございました。
お問い合わせ先
総務部総務課
電話番号:03-3312-2111
ファクス番号:03-3312-9911
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