【第5回】『シセツサイヘン』の取り組みの基本方針について(1)(平成29年11月1日号掲載)
これまでのお話で、なぜ「シセツサイヘン」をやらなきゃいけないのかは分かったけど、どんなふうに進めていくのかなぁ?
「シセツサイヘン」の進め方にはいろいろな手法があるよ。まず、建物や設備を計画的にメンテナンスして長く使っていくこともそうだし、古くなった施設を建て替えるときに、無駄のない設計にしたり、時代のニーズに合わせて他の目的の施設に変えたりする手法もあるよ。この他にもいくつかの手法があるけれど、特に知ってほしいのが、施設の「複合化・多機能化」という手法だよ。
「複合化・多機能化」?
「複合化・多機能化」は、施設を建て替えるときなどに、いくつかの施設や関係する機能を一つの建物にまとめることなんだ。こうすることで、建物を利用する目的が違っても、ロビーなどはみんなで一緒に使えるし、一つのスペースをいろいろな目的で無駄なく使うこともできるんだよ。
無駄がなくなるのはいいけど、「複合化・多機能化」を進めると、家の近くにあった施設がなくなって、不便になることだってあるんじゃないかしら。
ご心配は分かります。そこで、施設を配置する地域バランスはもちろんのこと、組み合わせる施設の相性も考えながら、サービスの向上につながるように進めていきたいと思っています。
今回説明した「複合化・多機能化等による効率化の推進」は、区立施設再編整備計画の基本方針の一つです。次回は、現在進めている、複合化・多機能化の具体的な事例について、紹介したいと思います。
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