こんなところも小中連携?補充学習教室

 

ページ番号1088552  更新日 令和5年7月12日 印刷 

 杉森中学校で実施されている補充学習の様子を見学してきました。
 今回対応してくださったコーディネーターさんはご自身が保護者としてPTAに関わり、お子さんの卒業後は学校支援本部に携わっています。「これまでに積み上げた信頼関係の上に、日々の活動が成り立っています。学校と地域のよいつなぎ役になるように努めています。」と応えてくれました。

教室前準備の様子の写真

 30分前に学校支援本部室に到着し、コーディネーターさんにお話を伺っていると、講師をしてくださるサポーターさんが到着し、それぞれ当日使用するプリントの用意をしたり、コーディネーターさんと当日の内容や生徒の様子などを共有したりしていました。サポーターさんはJTEや元塾講師などの経歴をもった地域の方々だそうです。
 補充学習は学校で使っている教科書とワークを使って進めるため、コーディネーターさんは授業の様子について担当教員と連絡を取りながら、苦手なところやつまずいているところなどをサポーターさんと共有しているそうです。回数が少ない分、より効果的な教室にするためには事前の情報共有が大切だと言います。事前に受け取った情報を基に、当日の内容や使用するプリントをサポーターさんが準備します。何をすべきかが関係する皆さんで共有されているので、教室開始前の短い時間でもテキパキと準備が進んでいきます。

質問に答える様子の写真

 この日は外国語の補充学習でした。1年生が15名程度、2・3年生は10名程度の参加でした。1年生は小学校と中学校の外国語の学習の進め方や内容に戸惑う生徒がいることから、全ての時間を自主学習に充てるのではなく、必要に応じて全員で確認しながら進めていました。一方、2,3年生はそれぞれが決めた課題や苦手克服に励むことができるよう、自主学習の時間をメインにしているそうです。
 教室に入ってくる生徒をコーディネーターさんやサポーターさんは笑顔で迎え入れ、それに元気に応える生徒の様子を見て、しっかりと関係が築けているのだと思いました。何気ない話をする生徒もいれば、準備ができたら早速課題について質問する生徒がいるなど自分なりのペースで取り組んでいました。参加している生徒だけでなく、講師の先生方も楽しそうに活動しているのが印象的でした。

 コーディネーターさんは「子どものために」と授業の準備をしたり、一生懸命に工夫したりしてくれているサポーターさんの気持ちに応えたいとお話くださいました。コーディネーターとして「今日もいい教室だったね。」と思ってもらえるような環境を整えることが仕事ですと教えくれました。そうした環境を整えるために大切にしていることはコミュニケーションをとることだそうです。「学校や地域の協力者など、関わってくれる人とコミュニケーションをしっかりとることで活動がスムーズに進むし、活動が充実していくと思います。」とおっしゃっていました。

個別に対応している様子の写真

 基本は学校の教室の学びだとコーディネーターさんはおっしゃいます。ただ、この補充教室という場が心地よい居場所になっている生徒がいることも間違いないと感じているそうです。いろいろな学びの場、学び方があってよいのではないかといいます。そうした場が生徒にとって安心して来られる場であるための工夫として、ご自身が学校支援本部員として活動する連携校の小学校で実施している放課後学習で講師をお願いしている方に補充教室の講師もお願いしているそうです。同じ方に講師をして関わってもらうことで、「小学校のときの先生だ。」、「〇〇先生―!」と生徒にとっては馴染みのある顔が見られる安心感を得られることと、サポーターにとっては小学校での課題や中学校での難しさの両面を把握した上で、連続性のある指導ができることなど長く見守る仕組みができていると思いました。
 今回は杉森中学校の取り組みを見学させてもらいましたが、連携する小学校とのつながり、関わりについても知ることができました。地域の方が支える小中連携の取り組みのヒントが隠れている気がします。

 

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