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更新日 : 2025年6月15日

パパが工夫している子育て 家庭も仕事も大切に(2025年6月15日)

目次

「すぎラボ」は杉並区で子育て中のママライター・パパライターによるコンテンツです。

共働き家庭が当たり前となった今、パパたちも日々の中で工夫しながら子育てに関わっています。今回は、3人のパパたちに取材し、それぞれの取り組みや思いを伺いました。

3人の子育てと仕事を両立する中野さん

生まれも育ちも杉並区という中野さんは、薬剤師として地域に根ざした仕事をしながら、6歳・4歳・1歳の3人のお子さんを育てています。看護師の奥様と共働きの中、保育園の送りは毎朝パパの担当です。忙しい仕事の合間を縫い、お風呂や寝かしつけ、洗濯も担当するなど、家庭内での役割をしっかりと果たしています。仕事の隙間時間を利用して自転車で移動して子どもを送迎したり、いったん自宅に帰って家事をこなしたりの日々です。

仕事場に転勤がないことを活かし、「子育てのために思い切って仕事も保育園も生活圏が近い場所に引っ越す」という大胆な工夫も実践されました。(もちろん、すべてのご家庭で同じようにできるわけではありませんが、環境を整える選択肢の一つとして印象的です)。

「子どもに会いたくなるんですよ」と語る中野さんは、子育てを「負担ではない」と笑顔で話します。子どもたちが寝た後に仕事をすることも多く、時間のやりくりに工夫を凝らしています。料理だけは苦手で奥様にお任せしているものの、「趣味は子育て」と語る姿から、楽しみながら育児に向き合う様子が伝わってきました。

仕事を調整しながら娘との時間を大切にする片岡さん

2歳の娘さんを育てている片岡さんは、奥様から「子育ても一緒にしてほしい」との要望を受け、保険の営業マンから100%リモートワークが可能な会社へ転職しました。仕事と育児のバランスを見直し、家庭としっかり向き合う決断をされたのです。

赤ちゃんが0歳のときには、「背中をまるく保ちながら抱っこや寝かしつけをするとよく眠ってくれる(いわゆる“まんまるねんね”)」と知り、実際に実践したところ、夜泣きせずぐっすり眠ってくれたのでおすすめだそうです。

赤ちゃん03

「子どもが興味を持ったことをやらせたい」と話す片岡さんは、自由に育ててもらった自身の経験を大切にしながら、子どもの主体性を尊重する子育てを実践中です。週に1回は「子どもデー」を設け、リトミック教室にも一緒に通うなど、家庭のリズムに合わせて柔軟に働いています。保育園にも月齢早めに預けたことで、上のクラスの子にかわいがられるなど、社会性ができてよい環境の中で子どもが育っていると感じているそうです。

「休日は全力で子どもと」会社員たかさんの振り返り

現在、杉並区で10歳の息子さんを育てるたかさんには、幼少期の子育てについて振り返っていただきました。メーカーの営業職という忙しい仕事柄、夜遅くなることも多かったため、「休日は絶対に仕事をせず、全力で子どもと関わる」と心に決めていたそうです。

奥様と明確な役割分担はなかったものの、週末は奥様が自由に過ごせるよう意識して行動するように心がけていたそうです。子どもと二人で公園や商業施設に出かけるほか、掃除や食器洗い、肌が敏感だったお子さんの保湿ケアまで担当されていました。お出かけ時の抱っこ紐やベビーカー、おんぶもたかさんの役割です。夜泣きのときには車でドライブをして寝かしつけたという、パパならではのエピソードもあります。

「子どもが小さいころは正直子育てが恐怖だった」と率直に語りつつも、「成長を楽しむように意識していた」と言います。また、どこかで有名人が言っていたのを耳にしたそうですが「“手伝う”という言葉は使わないようにしていた」という姿勢にも、主体的な子育て参加の意識が感じられます。

パパたちの共通点

取材した3人のパパに共通していたのは、「家族の一員として、自分にできることを工夫しながら関わる」という姿勢です。決して特別なことではなく、日々の中でのちょっとした工夫や気持ちの持ち方が、家庭のあたたかさを育んでいるのだと感じました。

子育ては、完璧を目指すものではなく、家族みんなで協力して「育ち合う」時間です。パパの存在が、子どもにも、ママにも、そして地域にも、大きな力となっています。

取材にご協力いただいた方々


中野純希さん
杉並区在住、3児のパパ。100年以上続く阿佐ヶ谷の石井薬局4代目。地域貢献活動にも積極的に参加中。


片岡さん
母親は杉並区の都立高校出身。自身もお子さんと杉並区の公園によく遊びに来る2歳児のパパ。会社役員。妻は看護師。


たかさん
杉並区在住、10歳児のパパ、小売業の営業職。
地域のコミュニティには積極的に参加中。

すぎラボライター さくら

お問い合わせ先

子ども家庭部管理課 

〒166-8570 東京都杉並区阿佐谷南1丁目15番1号

電話番号:03-3312-2111(代表)

ファクス番号:03-5307-0686

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