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更新日 : 2026年10月15日

杉並区学校給食展示会へ行ってきました。アレルギー対応や献立の裏側を紹介します(2026年10月15日)

目次

「すぎラボ」は杉並区で子育て中のママライター・パパライターによるコンテンツです。

7月下旬に杉並区役所のイベントブースで「杉並区学校給食展示会」が行われました。小・中学校、済美養護学校の給食を展示で紹介していて、多くの人でにぎわっていました。
児童、生徒が書いた「好きな給食」がたくさん展示されており、児童、生徒たちの給食愛を感じます。「杉並区の給食はおいしい」はどうやら噂通りのようです。
たかが給食、されど給食。いち保護者としては、おいしさもさることながら、栄養のある安全なものを食べているのかが気になります。アレルギーがある場合は尚更です。という事で、杉並区の小中学校の給食をご紹介します。

給食イベントマップ

杉並区の給食、献立ってどう作られるの

毎日子どもたちが食べている給食のメニューが、どのように決められているかご存知ですか。
杉並区では、学校の栄養士さんと教育委員会の栄養士さんで「標準献立作成会」を開催し、栄養バランスや季節に合わせた標準献立を作っているそうです。その標準献立を元に、各学校の栄養士さんが学校の特色を盛り込んで、各学校オリジナルの献立が完成します。
また、給食は各学校の自校で安全に配慮して調理し、配食を行っています。作りたての温かい給食が食べられるのはありがたいですね。ちなみに、パパママ世代とは違い、杉並区では、週に4回以上が米飯給食になっているそうです。
さらに展示会では、給食にまつわるさまざまな取り組みが紹介されていました。

イベント給食

季節の行事や記念日に合わせた特別メニューも給食の魅力の一つです。七夕等の行事食はもちろん、杉並区の交流自治体の郷土料理や、世界の料理が登場することもあります。
例えば、2026年にミラノコルティナ冬季オリンピックが開催された頃には、さまざまなイタリア料理が登場しました。子どもたちが「食」を通して、季節の移り変わりや多様な文化を楽しく学べるような工夫が凝らされています。「今日の給食はどこの国の料理だと思う」「献立表に書いてあるこの料理は、どんな料理だったの」なんて、家庭での会話も弾みますね。

食材と調理法の研究

限られた予算の中で、いかに栄養満点でおいしいものを提供するかの並々ならぬ努力も紹介されていました。これまで取り入れられていなかった魚を、「どのような調理法なら子どもたちがおいしく食べてもらえそうか」と実際に調理をして研究したり、地元の新鮮な野菜を取り入れた献立を考えたり。
家庭での食事づくりでもまねしたくなるような、味と健康を両立させる調理の工夫がたくさんありました。

食物アレルギー対応

小学校では総児童のうち6.2%、中学校でも総生徒のうち3.4%(令和7年5月1日時点)で食物アレルギー対応を行っているそうです。小学校、中学校で割合は若干異なりますが、卵、果物等、一人一人に対して対応をしています。

徹底された給食室での安全管理

給食室で除去食専用の仕上げをします。例えばサラダなら、食材一つ一つを切って、全てをあえる前に「除去食専用のボール」を用意し、除去しない食材だけを入れてあえます。
汁物で卵を除去するならば、溶き卵を入れる一歩手前の段階で、アレルギーのある子どもの分だけを別の専用容器にしっかりと取り分けます。その後、大きな釜に卵を入れて全員分の給食を完成させているそうです。

配膳時の工夫とダブルチェック

除去食は、通常の白い食器と区別された黄色い食器に配膳し、ラップをします。クラス、名前、除去メニュー名、除去した食材が書かれたメモが貼られます。
除去食の配膳された給食は、担任の先生が確認の上、子どもに配膳されます(学校によっては、本人が給食室に取りに行きます)。他にも、除去食だと確実にわかるように、コロッケなど成型する料理は形を変える工夫もされています。
このように絶対に除去が必要な食材が混ざり込まないよう、細心の注意が払われています。

通常の白い食器と区別された黄色い食器

みんなと同じ料理が食べられる喜び

アレルゲンを除去して提供するだけではなく、アレルゲンフリーな食材を利用したレシピを考案し、杉並区立の学校の給食として展開しています。さらに、各学校では独自の研究や工夫も行われています。
例えば、乳製品を使わないカレー。杉並区の標準給食レシピではバターやチーズが使われていますが、乳製品アレルギーがあると食べることができません。そこで、バターの代わりにごま油を使い、チーズの代わりに3種類のスパイスと八丁味噌、ココアパウダーを仕上げに使っています。

乳製品アレルギーの子どもからも「みんなと同じ料理が食べられて嬉しい」という感想が。更にいつもよりもコクがあっておいしいとも!小麦粉アレルギーの子がいる場合、とろみをつけるための小麦粉を米粉に変更したレシピもあるそうです。

済美養護学校の給食

済美養護学校の展示では、児童・生徒一人一人の状況に寄り添ったきめ細やかな給食づくりが印象的でした。噛む力や飲み込む力に合わせて、食材を細かく刻んだり、なめらかなペースト状にしたりと、誰もが安全に美味しく、そして同じメニューを楽しめるように「食形態」を細やかに調整しているそうです。
また、食器も持ちやすさ、扱いやすさが工夫されていました。

済美養護学校で使われている食器

おわりに

展示された内容から、見えないところでたくさんの工夫と愛情が注がれていることが伝わってきました。だから子どもたちは「給食はおいしい!」と言うのだなと、深く納得しました。誰もがおいしく食べられる給食を日々提供していただけることは、保護者にとっても本当にありがたいことです。
また、我が家にとって今回のイベント自体が、素晴らしい食育体験にもなりました。子どもと一緒に行っても楽しめるよう、実際に給食に登場する魚の「さかなつり」や、配膳体験なども用意されていました。ほかにも、掲示物から答えを探すスタンプラリーもありました。
杉並区の学校給食は、区の公式ホームページやYouTubeでも詳しく紹介されています。ぜひ参考にしてみてください。

すきな給食

学校給食

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【お問い合わせ先】
教育委員会事務局学務課保健給食係
電話番号:03-5307-0387、03-5307-0762

すぎラボライター らくちゃんママ

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