里帰りなし!初めての出産 産後ケアを利用して産後を乗り切った話(令和6年2月15日)

 

ページ番号1092911  更新日 令和6年2月15日 印刷 

「すぎラボ」は、杉並区で子育て中のママライター、パパライターによるコンテンツです。

出産はママにとっての大仕事。長い妊娠期間を終え、待望の赤ちゃんに出会えた喜びがある一方で、ホッとできる時間も束の間。すぐに始まる育児に、ママは心身の疲労が溜まっていきます。愛しい我が子との貴重な時間、少しでも心に余裕を持って過ごしたいですよね。
筆者は令和5年、第一子を出産した際に杉並区の産後ケアを利用しました。これから出産を控えているママにぜひおすすめしたいので、まず前編として、産後ケアの利用方法等についてお話ししたいと思います。次回後編では実際に利用した施設・サービスについてお話しする予定です。

産後のケアでスムーズな育児スタートを

産後に必要なケアとは?

なみすけとベビーカー

生まれたばかりの赤ちゃんは授乳や睡眠のリズムがついておらず、昼夜問わずたくさん泣きます。そのうえ、産後身体のダメージが回復していない状態で育児がスタートします。特に出産経験がはじめて、あるいは少ないママにとって、慣れない授乳や寝かしつけなど、赤ちゃんのお世話は不安だらけ。そこにホルモンの急激な変化があるため精神面も不安定になりやすいのです。そこでスムーズな育児スタートには、ママの不安を取り除いてあげるためのケアが必要です。

知らないことの連続

筆者の産後についてですが、まず、産後すぐは特に大変と聞いていましたが、こんなにも身体の節々が痛くなるとは。産前はお腹が苦しくて辛かったですが、産後はまた別の辛さがありました。
また、子どもの様子についても知らないことがたくさん起きました。例えば我が子が新生児のとき、就寝時によく唸っていることがありました。苦しそうにも聞こえたので、気になって寝付けないこともありました。結果、呼吸の安定しない新生児にはよくあることのようなのですが、初めての赤ちゃんを前にして、些細なことも不安に感じやすかったです。このようなときに、専門家に見てもらったり、アドバイスがもらえたりすると安心にもつながります。

こちらが筆者の産後1カ月の間におきたトラブルです。

  • 子どもの様子に関する心配事(肌荒れ、寝息)
  • 母乳トラブル(乳房の出血、乳腺炎)
  • 母体の不調(全身のだるさ、腱鞘炎、ホルモン変化による関節痛)
  • 退院後、夫と二人で育児をやっていけるかの不安

産後3カ月を過ぎると身体も元の状態に近づいていきましたが、特に最初の1カ月は常に身体のどこかが痛く、寝不足にもつながっていました。

杉並区の産後ケア事業

杉並区では産後のママと赤ちゃん向けに医療機関および助産所等で専門スタッフからのケアが受けられる産後ケア事業を行っています。対象は杉並区の産後6カ月未満のママと赤ちゃんです。

哺乳瓶を持つナミー

産後ケアの種類には「宿泊型」と「日帰り型」があり、予定やニーズに合わせて選びます。宿泊型を提供している施設は14箇所(令和5年度時点)。日帰り型はニーズに合わせて13施設で提供されています。

宿泊型

宿泊して産後のからだを休めつつ、助産師による乳児ケアや育児相談などを受けられるサービスです。

  • 利用可能日数:延べ5日
  • 利用者負担金:上記区ホームページ「産後ケア事業」参照

日帰り型

助産施設等で休憩しながら、授乳や育児について助産師によるサポートを日帰りで受けられるサービスです。個別(個室)で5時間以上のケアを受けるタイプと2、3名と一緒に3時間程度のケアを受けるタイプがあります。

  • 利用可能日数:5日
  • 利用者負担金:上記区ホームページ「産後ケア事業」参照

まずは事前申し込みを

初めての出産に際し、心配性な筆者が最後まで悩んだのが出産場所。里帰り出産にするか迷いに迷った末、都内の産院で出産をすることに決めました。一番の理由は、安心感。妊婦健診で通い慣れている場所で出産したいと思ったからです。夫婦ともに実家は遠方。両親に産後のサポートにきてもらうのも心苦しかったため、実家には産後落ち着いた後に帰ることに。そのため夫も2カ月間のパパ育休を取得し、生まれたばかりの貴重な時間、夫と二人で育児することを選びました。

夫が育休を取得したとしても、二人とも育児初心者。きっとどこかで心細くなったり、相談先が欲しくなるだろうと容易に想像できたので、産後ケアサービスは必ず利用しようと思っていました。その頃に杉並区が母子保健・子育てサービスのなかで、産後ケア事業を提供していることを知りました

その事前準備として、産前に「杉並区産後ケア事業利用申請」をオンラインで行い、「利用承認通知書」を受け取りました。郵送または窓口での申請も可能です。申請できる期間は、妊娠8か月(28週)以降、利用予定日の2週間前までとなっています。

乳児と遊ぶナミー

利用したい施設の予約を

ママ自身が必要と思うケアを提供する施設に直接電話連絡します。施設のホームページから予約するところもあります。空き状況を確認し、利用希望日の仮予約をします。出産後または利用日の1週間前に本予約の連絡をし、利用当日に「利用承認通知書」を母子手帳と一緒に施設に持参するかたちになります。私の場合は産後に直近の空きを確認して、直接本予約をしました。施設によって仮予約の方法が異なるため、産前に確認しておくと安心です。

すぎラボライター ママ・ミーナ!

産後ケア事業についてのお問い合わせ

子ども家庭部地域子育て支援課
〒166-8570 東京都杉並区阿佐谷南1丁目15番1号
電話:03-3312-2111(代表) ファクス:03-5307-0686

 

このページに関するお問い合わせ

子ども家庭部管理課庶務係
〒166-8570 東京都杉並区阿佐谷南1丁目15番1号
電話:03-3312-2111(代表) ファクス:03-5307-0686