幼稚園に行ってきました その1「聖心学園幼稚園」(平成29年7月15日)

 

ページ番号1034057  更新日 令和4年6月27日 印刷 

「すぎラボ」は杉並区で子育て中のママライター・パパライターによるコンテンツです。

「この園に関わる人はとてもいい人ばかりなのです。」そう笑顔で語るのは園長の柴崎先生。先生は平成29年4月にこの園に着任したそう。今回は、着任された時に感じた印象も含めて聖心学園幼稚園の事をお話ししてくださいました。

園の活動について

1日の過ごし方を詳しくお聞かせください。

園児は登園すると、門の前で園長先生とご挨拶をします。保育室に着くと、お便り帳にシールを貼り、遊び着に着替え、持ってきたコップを出して決められたところへ置きます。

鞄、水筒など子どもたちの持ち物が並べられたロッカーの写真
きれいに整頓されたロッカー。

仕度のできた子から保育室で自由遊びをし、時間になったら揃ってお祈りと朝のお話をします。
その後は、クラス単位で一斉保育です。保育は、晴耕雨読を基本としています。晴れた日は外で元気に遊び、雨の日はお部屋で遊ぶのです。製作活動もこの時間に行います。イベント時に絵を描いたりしています。6月は父の日があるのでお父さんの似顔絵を描きました。

保育室の壁に並べられたお父さんの似顔絵の写真
お父さんの似顔絵。お父さんの喜ぶ顔が目に浮かびますね。

また、外部の先生をお招きし、体操やリトミック、英語も行ないます。英語はしっかり勉強するのではなく、外国の言葉に触れるきっかけづくりを目的としています。園では新しいことに挑戦する「きっかけ」を作ることを大切にしているのです。

お昼御飯は週に2回お弁当で、2回が給食です。お弁当では、「最初は子どもにとって無理になることはしないで下さい」とお願いをしています。よくお友だちと一緒だと嫌いなものも食べてくれるからと無理をさせる親御さんもいらっしゃいますが、まずはお友達といただく食事が楽しいと感じることが大切なのです。

昼食後は、自由遊びを挟んで帰りの準備、先生からのお話です。帰りは園庭に並んで、担任の先生と一人ずつご挨拶をして帰ります。これは保護者の方との大事なコミュニケーションの時間にもなっているのですよ。

1年で一番盛り上がる行事はなんでしょうか。

保護者にお手伝いいただくもの、園児だけで行うもの、いずれも盛り上がるのですが、運動会が一番でしょうか。おのずと先生方も気合いが入るようですよ。

課外活動はどのようなものがあるのでしょうか。

英語と体操があります。どちらの活動も一斉保育に含まれていますが、目的も内容も異なります。課外活動は必須ではなく、あくまで習い事のひとつとして、希望者だけが参加しています。

預かり保育が充実していると伺いますが、どのようなものでしょうか。

長期間のお休み中も含めて午前8時~午後5時で預かり保育を行っています。課外活動との併用も可能です。その場合は課外活動が終わってからの預かり保育としています。預かり保育は保護者の子育て支援事業として実施しています。ですが幼稚園は子どものための施設です。利用する保護者の方は、家庭の代替ではないということを忘れないでほしいです。
大人の都合ではなく子どもを一番に考え、預かり保育がその子どもにとってつらいことだと感じた時は、きちんと保護者の方へお伝えしますよ。


園の特徴について

卒園後の進路として進学者が多い小学校はありますか。

園から一番近い杉並第八小学校が一番多いです。また中野区から通われている子もいます。私立小学校へ進学する子もいます。

他園にここは負けない!と言うポイントや特徴を教えてください。

園庭で遊ぶ子どもたちの写真
園庭の様子。取材した日もとても楽しそうな声が響いていました。

園に関わる方が本当にいい人ばかりでとても温かい場所です。保護者の方、先生たち、どちらも「子どもにとって本当に必要なことをする」を心がけています。環境が良いから子どもたちも元気に育っていくのだと感じます。
着任してとても驚いたのですが、どの先生も「日々感謝して働いています」とおっしゃるんです。働く人がそう感じる環境って素晴らしいですよね。


入園に向けて

ここ数年の応募状況を教えてください。

ありがたいことです。多くの方に入園を待っていただいている状況です。

初めて幼稚園を検討する保護者にアドバイスをお願いします。

子どもは自分では決めることができません。ご両親が、お子さまがどんな子に育ってほしいのかを考えて、園を選んでください。
面接では園の方針とご両親の思いが一致しているかを確認させていただきます。園とご両親の思いが一致していないと子どもは素直だから混乱してしまい、子どもにとって良くないですからね。

入園前に家庭でやっておくとよいことを教えてください。

「入園までにこれをできるようにしないと」と子どもにプレッシャーをかけずに、親子の時間をしっかりととってください。どんなことがあっても両親が自分のそばにいるんだという安心感、信頼関係を築いてほしいということです。子どもはその安心感があれば、園でもしっかり頑張ってくれますよ。


取材を終えて

取材をさせていただき、園長の柴崎先生は「子どものため」「子どもにとって」とお話しされることが多く、常に子どものことを考えてくださっていることが印象に残りました。

最近働くママが増えていますが、働き方によっては十分幼稚園も検討できると思いました。
先生からのアドバイスの通りどんな子どもに育ってほしいのかを考えて、保育園見学と同時に幼稚園も見学される事をおすすめします。そうする事でご家庭にとって最良の園が見つかるのではないかと思いました。

なお、聖心学園幼稚園を含む杉並区内の幼稚園・子供園へのアンケート結果を平成29年9月以降「すぎラボ」に掲載予定ですので、そちらもご覧ください。

すぎラボライター らくちゃんママ

 

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