8 第六天神社 【神社】(高井戸西1丁目7番2号)
当社は旧上高井戸村の鎮守で、祭神は面足命(おもたるのみこと)、惶根命(かしこねのみこと)です。明治以前は第六天神社と呼ばれていました。創立年代は明らかでありませんが、鎌倉時代の頃と伝わります。天保年間(1830年~1843年)に本殿、拝殿が焼失したため、しばらく仮殿が置かれましたが、安政3年(1856年)に本殿が再建され、明治14年(1881年)に拝殿が再建されました。昭和47年(1972年)には、中央高速道路新設にともない、鉄筋コンクリート製の本殿の覆殿と幣殿が、新たに建てられました。
明治以前の祭日は11月22日で、宵宮になると農作業を終えた近所の人たちが、当番制で5人ずつ拝殿にこもり、お神酒を飲みながら世間話に興じ夜を明かしたということです。この「おこもり」の風習も昭和40年頃には途絶えてしまいました。また昭和の初め頃まで「雨乞い神楽」がありました。これはお祭りをすると必ず雨が降ると言伝えられていたため、日でりが続くとお祭りをして神楽を奉納しました。
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