72 成宗白山神社 【神社】(成田東2丁目2番2号)

 

ページ番号1007977  更新日 令和6年8月16日 印刷 

当社は旧成宗村字白幡(しらはた)の鎮守で、祭神は伊弉册命(いざなみのみこと)です。
「白幡」の地名は、後冷泉天皇(在位1045年~1068年)の頃、奥州征伐に向かっていた源頼義が、創建前の大宮八幡宮付近を通過した際、白幡のような白雲があらわれたため、一社を勧請し、白雲があらわれた場所を「白幡」と名付けたといわれています。
また成宗村については、永禄2年(1559年)の「小田原衆所領役帳」に「一 島津孫四郎 (中略) 弐拾壱貫文 永福寺 沼袋ニモ有之 成宗ニモ有之 目黒内ニモ有之」とあり、中世期の成宗一帯は小田原北条氏の所領であったことがわかります。この成宗村は江戸時代に幕府領になるまで旗本・岡部氏の知行地となっていました。なお、かつて「白幡」は、一時期、和田村に属していました。
また「新編武蔵風土記稿」には「除地六畝東南ノ方 小名白幡ニアリ 社ハ二間半ニ二間南向 社ヨリ十二間ホト隔テテ鳥居ヲタテリ」とあり、江戸時代には村内の宝昌寺が別当職を務めたといわれています。
現在は境内末社に御嶽神社・稲荷神社・金刀平神社・第六天神社の四社を合殿し、社殿(昭和47年(1972年)新築)、社務所(昭和55年(1980年)新築)、神輿庫などが備えられています。
また、境内からは古墳時代の土器等が出土しています。

 

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