31 天桂寺 【寺院】(成田東4丁目17番14号)

 

ページ番号1007981  更新日 令和6年7月11日 印刷 

月光山天桂寺は曹洞宗の寺院です。本尊は木造聖(しょう)観音菩薩坐像で、正徳3年(1713年)年銘の木造地蔵菩薩坐像も安置されています。
当寺は寛永10年(1633年)頃、北条氏の重臣松田尾張守康秀の家臣で、北条氏滅亡後に徳川氏の旗本になった岡部吉正が田端村の領主となった際に、中野成願(じょうがん)寺6世鉄叟雄●「さく」(族の下に鳥)和尚を開山として開創しました。その際に、氏祖岡部六弥太忠澄、および父忠吉を勧請開基としました。
杉並の地名は、この岡部氏が青梅街道沿いに植えた杉並木に由来するといわれ、墓地には岡部家歴代の墓があり、杉並区の有形文化財に指定されています。
境内にある寛文4年(1664年)銘の石造聖観音像は俗に「庚申(こうしん)観音」と呼ばれ、杉並区の有形文化財に登録されています。
安政3年(1856年)の大暴風により建物はすべて倒壊し、記録什宝類も失われてしまいました。現本堂は約60年後の大正12年(1923年)に建てられたものです。

 

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