57 須賀神社 【神社】(成田東5丁目29番3号)
この神社は旧成宗村本村の鎮守で、祭神は素戔鳴命(すさのおのみこと)です。
当社の由緒については、寛永期(1624年~1643年)に社殿を造営したとも、あるいは天慶4年(941年)に創建され、慶長4年(1599年)に再建されたとも伝えられていますが、安政年間(1854年~1859年)に記録を焼失したため明らかではありません。
江戸時代の当社は牛頭天王社(ごずてんのうしゃ)と呼ばれていました。これは仏教では素戔鳴命が牛頭天王の垂迹(すいじゃく)であるという神仏混淆(こんこう)の考えによるものです。「新編武蔵風土記稿」は、江戸時代の当社について「除地七畝村ノ北ノ方字本村ニアリ社ハ二間半ニ(中略)社ヲ隔ルコト二〇間ハカリニ鳥居ヲタツ 例祭定レル日ナシ 農間ヲ以テ聊神酒ヲ供ス」と記しています。
明治維新後、当社は成宗村の村社として人々の信仰を集め、昭和33年(1958年)には社殿を新築、同時に旧拝殿を神楽殿に改築するなど、現在の景観を整えました。また境内末社としては、御嶽神社と稲荷神社があります。
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