3.11を忘れない 準備できていますか 日頃の備え(平成26年3月11日)

 

ページ番号1005528  更新日 平成28年1月11日 印刷 

東日本大震災から3年が経過しました。ここにあらためて、震災犠牲者のご冥福をお祈りいたします。また、今も故郷を離れて避難生活を続けている方々、原発事故の影響に苦しみ続けている方々にお見舞い申し上げるとともに、復興が日々、着実に前進することを願います。

大震災発生直後、私は支援物資を携え、南相馬市へ駆けつけ、その状況を脳裏に刻み込みました。その後の、区を挙げての人的・物的支援は、自治体スクラム支援会議の設立や災害時における自治体間の支援や受援を定めた災害時相互支援条例の制定など、杉並区の防災力強化につながってきたところです。

南相馬市で大規模災害の脅威を目の当たりにした私は、地震などから住民の生命財産をいかに守るかが基礎自治体の長としての重大な責任であるとの思いを強くいたしました。また、大震災の記憶を風化させず、私たちの教訓として語り継ぎ、来るべき都市型災害に備えることが大切であると肝に銘じました。

区は、3.11以降、首都直下地震は必ず来るとの認識に立ち、スピード感を持ってさまざまな防災減災対策を進めてまいりました。平成26年度予算案にも、防災行政無線のデジタル化や木造密集地域の不燃化促進のための経費、耐震シェルターの導入助成のための費用などを盛り込みました。

区民の皆さまにおかれましても、家具の転倒防止や非常食の保存、ご家族の安否確認方法の徹底など、日頃から災害へ備えていただきたいと思います。こうした取り組みが、災害時の被害を最小にし、いち早い生活再建につながっていくはずです。

今後も、自分たちのまちは自分たちで守るとの決意のもと、地域の防災力向上のため、力を合わせてまいりましょう。

 

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