基本構想答申を受けて(平成24年2月1日)

 

ページ番号1005549  更新日 平成28年1月11日 印刷 

私は、一昨年7月に区長となって、最も必要なことは何かを考えたとき、時代の変化を踏まえた、50万区民が共有する杉並区のあるべき姿を定めることが必要と考え、新たな基本構想の策定に着手することといたしました。

審議会を設置し、皆様方にその検討をお願いして以来、1年余の時が経ちましたが、とりわけ、昨年の3月11日に発生した東日本大震災の中で、私は、住民に責任を持つ基礎自治体の役割の大切さを改めて痛感した次第です。大災害はいつ発生するかわかりませんが、必ず起きるという覚悟のもとで、住民の安全を守るために、何を備え、何を残すのか、そのことが何よりも重要だと思いました。

その意味で、今回の答申は、首都直下地震等に備えた防災まちづくりをはじめ、少子化・高齢化の進展に対応した福祉施策、さらには将来に向けたまちづくりなど、これからの10年を見据えて、区が進むべき方向性を大きな視点から示していただいたと考えています。

今年は、杉並区が誕生してから80周年という節目の年となります。この80年、杉並区は良好な住宅都市として発展し、今や人口54万人を数える都市となりました。激しい時代の変化の中で、この杉並区が、質の高い住宅都市として発展するための道筋は、審議会からいただきました、新たな基本構想の答申の、「支えあい共につくる 安全で活力あるみどりの住宅都市 杉並」の中にあると確信するものです。

私は、この答申を最大限に尊重し、区民と共有する10年ビジョンとして、来る第1回区議会定例会に、議案として提出してご議決をいただき、その実現にまい進する決意です。

 

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