活力ある新たな杉並のまちづくりのために(平成25年1月1日)

 

ページ番号1005541  更新日 平成28年1月11日 印刷 

あけましておめでとうございます。

新春にあたり一言ご挨拶をさせて頂きます。皆様にとって昨年はどのような年だったでしょうか。また新たな気持で健やかな新年をお迎えのことと存じます。

昨年、区はこれからの10年、杉並区の進むべき道筋を示す新たな基本構想や総合計画を策定いたしました。また、区が誕生してから80周年を迎え、さまざまなイベントを開催してまいりました。こうした基本構想の策定やイベントの開催にあたりまして、多くの区民、事業者の皆様からお力添えを賜りました。紙面をお借りしまして、心から御礼申し上げます。

こうして、一年を振り返りますと「節目の年」であったと思います。私は、80周年まつりにおきまして、2日間で約93,000人と大勢の方にご来場いただき、活気と笑顔が溢れる素晴らしさを実感しました。景気が低迷し、さらには雇用率も低下している、俯(うつむ)き加減の社会情勢の今だからこそ、まつりのような賑わいを求める区民の方々が大勢いらっしゃることがわかりました。

一方で、東日本大震災や高齢者の社会的孤立など、安全安心に不安がよぎる出来事も影を落とし続けました。その結果、地域社会の日常のつながりに、高い関心が集まっています。

私は、ハレの日に発揮できた皆様の大きな力を、日常の地域の中に展開できないかと考えてまいりました。まちに元気が湧いてくるようなイベントを大切にすれば、人と人がより良いまちづくりを目指して集う中から繋がりができると思います。人の輪をつなぎ、孤立を防ぐことによって、災害への備えや無縁社会と呼ばれる状況を打開するなど、安全安心なまちづくりを目指していきたいと思います。

人と人とがつながる元気と活力のあるまちづくりとともに、今、子どもや若者の置かれている状況から、未来への夢や希望をしっかりと持てる機会を創出していくこと、すなわち現在と未来をつなげる取り組みも重要と考えます。12月3日に若者の就職活動を支援する杉並区就労支援センターの運営を開始しました。また、若者が文化・芸術・スポーツなどさまざまな分野での活動を通して、広く世界に目を向け、日本の将来と社会に関心を持ち、夢を思い描き、その夢に向かって健やかに成長していけるようにと、次世代育成基金を創設し運用しています。

今年は、これまで以上に地域でのさまざまなつながりや世代を超えたつながりを大切にし、基礎自治体の使命である区民の皆様の福祉の増進に取り組んでまいります。

世相は厳しい状況が続きますが、区民の皆様とともに杉並区から元気を発信し、夢と希望をともにつないでいきましょう。

 

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