区民ニーズに責任をもって応えるために（平成25年11月21日）

施設再編は、なぜ必要なのでしょうか。私は、時代とともに変化する区民ニーズに的確に、そして責任をもって応えるために必要ですと答えています。

わが国では、高度経済成長期につくられたさまざまな施設が更新の時期を迎えています。杉並区も例外ではありません。人口減少と少子高齢化の時代、既存の施設を同じ規模で改築すべきと考える区民の方は少ないと思います。

こうした状況の中で、女性の社会進出に伴う保育需要の増大、高齢化の進展の中で増え続ける特別養護老人ホームへの入所希望者、首都直下地震に備える施設の耐震化など、緊急に整備を要する課題には、迅速かつ的確な対応が求められています。更に、量的に不足する施設や建替えの時期を迎える施設の整備を行う必要がある一方で、十分に活用されていない施設の見直しも不可欠です。

そこで、区立施設の計画的な再編整備を行うために、「杉並区区立施設再編整備計画（第一期）」と「第一次実施プラン」の素案を作成しました。長年にわたって地域に根差し、愛されてきた施設も多いことから、区民の皆さまのご意見を踏まえ、区民サービスを一層向上させる視点から再編整備に努めてまいります。また、集会施設や体育施設などのさまざまな使用料につきましては、受益者負担の適正化と公平性を確保するために、見直しをいたします。

区民の皆さまのご理解を賜りますよう、よろしくお願いいたします。