新基本構想の実現に向けてスタートします(令和4年4月1日)

 

ページ番号1072476  更新日 令和4年4月1日 印刷 

区長写真
杉並区長 田中 良

約100年前、今日の杉並の礎を築いたといっても過言ではない傑出した人物がいました。旧井荻村村長を務めた内田秀五郎(うちだ・ひでごろう)です。関東大震災の復興に伴う人口増加の中、当時としては画期的な全村域の区画整理事業を敢行したことに加え、西荻窪駅や中島飛行機の誘致、学校、井荻信用購買組合の設立など数多くの事業を完遂しました。これらによって創られたまちの基盤は確かに今に受け継がれているのです。

偉大な先人たちの連綿と続く努力によって築かれたこのまちにおいて、私自身も前基本構想の下で保育の待機児童ゼロや全国初の区域外特養「エクレシア南伊豆」の開設、特養10年1,000床増床など、区民福祉の向上のために邁進(まいしん)してきたところです。こうした取り組みをさらに発展させ、次世代に引き継ぐため、昨年、多くの方々の尽力を得て、新しい基本構想を策定しました。これを具体化するための総合計画・実行計画等の策定も終えて、本日からいよいよその取り組みをスタートすることになります。デジタル化の進展、超高齢社会の本格的な到来に加え、コロナ禍やウクライナでの戦禍など、私たちは先行き不透明な激動の時代を生きています。こうした時だからこそ、私は先人のレガシーをしっかり受け継ぎ、次の世代が生き生きと暮らす杉並を思い描きながら、内田秀五郎のような明確なビジョンを持って区政を前に進めなくてはならないと考えています。

おおむね10年後のまちの姿を「みどり豊かな 住まいのみやこ」と謳った(うたった)新基本構想の実現に向け、皆さまと手を携え新たな一歩を踏み出したいと思います。力強いご協力をよろしくお願いいたします。

 

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