10年ビジョンを実現し、さらに未来へ(令和2年3月1日)

 

ページ番号1058790  更新日 令和2年3月1日 印刷 

区長写真
杉並区長 田中 良

皆さんは善福寺公園の中に地域を一望するようにたたずむ銅像があるのをご存じでしょうか。この人物は、区制施行前の4村の一つ、井荻村で数々の功績を遺した村長、内田秀五郎氏です。とりわけ内外から名村長と言わしめた事業が村内全域の区画整理事業で、碑文には「昭和10年には、10か年の苦節実って全国唯一の大区画事業を完遂」と記されています。宅地化が無計画に進み始めた大正から昭和にかけての時期に構想された大事業が、約1世紀後の今日に整然とした美しい町並みとして受け継がれているのです。

私は、10年前に区長に着任した際、この区画整理事業のように将来世代に「レガシー」を遺していくためには、区民の皆さんと共有できる10年先の将来像が必要と考え、基本構想を策定いたしました。その終期となる令和3年度を目前に控え、さらに取り組みを推進するために、今年度予算を「10年ビジョンの成果を確かなものとする予算」と命名し、全力で取り組む決意を新たにしたところです。

そして、今年は令和4年度を始期とする新基本構想の策定に着手します。区民、識者、区議会議員の皆さまと共に夢のある未来につながる基本構想を創り上げていきたいと考えています。引き続きご理解、ご協力をお願いいたします。

 

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