「先」を見据えて(平成29年2月21日)

 

ページ番号1031239  更新日 平成29年2月21日 印刷 

先行きが不透明な今の状況の中で必要なのは、常に先を見据え、先手を打って課題にチャレンジしていく姿勢を持ち続けることだと、私は考えています。
そうした思いを込め、29年度予算案は「時代の先を見据え、10年ビジョンを加速させる予算」と名付けました。その中で私から特に区民の皆様にお伝えしたいのは、待機児童対策とふるさと納税についてです。

区は28年度に「待機児童解消緊急対策」に基づいて、認可保育所を中心に当初の目標を上回る2,300名規模の保育施設整備を実行しました。新年度は新たに1,000名規模で保育定員を確保し、さらに増大が見込まれる保育ニーズに的確にお応えしていきます。
ふるさと納税については、28年度、その影響によって区の住民税7億円以上が他の自治体に奪われてしまったことをご存じですか。29年度はその額が10億円を超えると想定しています。私は「寄附文化の醸成」という、この制度の本来の目的には賛成ですが、特上肉に代表される返礼品競争の過熱など、運用面では多くの問題があると思っています。区では今後、制度の本来趣旨に立ち返った独自の取り組みを進め、ふるさと納税制度のあり方に対して一石を投じていきたいと考えています。

そのほか、首都直下地震への備えや超高齢社会への進展を見据えた喫緊の課題などにもしっかり取り組んでまいります。なにとぞ区民の皆様のご理解を賜りたいと存じます。

 

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