先を読み、先手を打つ一年に(平成29年1月1日)
あけましておめでとうございます。区民の皆様におかれましては健やかな新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
さて昨年は、イギリスがEU離脱を選択した国民投票、アメリカの大統領選の結果など、時代の移り変わりを感じる出来事が相次ぎました。よく「十年一昔」と言いますが、今の時の流れで言えば10年前は大昔のことで、1年、2年といった短いスパンであっという間に時代が動いているように思えます。私は、こうした目まぐるしく変化する社会の動きを常に見極め、先手、先手を打って対処していかなければ大きな遅れをとり、結果として区民サービスに支障をきたして区民の皆様のご期待にお応えすることができなくなると考えています。
先日、将棋の王座戦で通算24期目の王座に就いた羽生善治さんは、「勝負の世界では『これでよし』と消極的な姿勢になることが一番怖い。常に前進を目指さないとそこでストップし、後退が始まってしまう」と言っています。首都直下地震対策、待機児童対策をはじめとして、区がこの間進めている取り組みに対しても「これでよし」と留まることなく、常に時代の先を読み、絶えず先手を打ち続けていくという決意を持って、この1年挑んでまいります。
新春の明るい陽光の「先」には、区民の皆様の夢や希望にあふれた魅力いっぱいの未来がひらけていると確信しています。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
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