すぎなみ保育緊急事態宣言の解除にあたって(平成29年6月1日)

 

ページ番号1033361  更新日 平成29年6月1日 印刷 

今、手を打たないと待機児童は増え続けてしまう。
そうした思いから私は、昨年4月に「すぎなみ保育緊急事態」を宣言し、この1年間、区立公園の転用を含め、かつてない規模と手法で保育施設の増設に取り組んできました。

結果として、この4月に開設できた認可保育所は過去最多の19ヵ所。当初見込んでいた2,220名を上回る、2,348名分の定員数を確保することができました。これも区民の皆さんのご理解とご協力のおかげと感謝申し上げます。

残念ながら、最終的な待機児童数は29名となり、今年4月の時点での解消には至りませんでした。この点は大変重く受け止めています。ただ、今回の緊急対策を実施しなかったならば、500名を超える待機児童が発生していたことが分かりました。対策を講じたことで、危機的な状況はなんとか回避できたと判断し、緊急事態宣言は解除いたしました。

しかし、まだ多くの課題が残されている状況です。

保育需要の増加はこれからも当分の間は続くと予測しています。区では、緊張感を維持し、現在の計画を可能な限り前倒しして、方南・和泉など待機児童が多く発生した区東部地域を中心に認可保育所の整備を重点的に進めていきます。

そして私は、増え続ける保育関連予算を考えると、やはり持続可能な保育行政、という視点を忘れてはならないと感じています。保育の質の維持・向上と運営の効率化をどうやって両立させるか、また保育を必要とする方の負担のあり方をどう考えるか、といった点について、検討を進めてまいります。引き続き、区民の皆さんのご理解とご協力をお願い申し上げます。

 

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