都市空間に広がる農の風景を大切に(令和3年7月1日)

 

ページ番号1066632  更新日 令和3年7月1日 印刷 

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杉並区長 田中 良

都市部における農地は、地場産の新鮮な農作物の供給に加え、災害時におけるオープンスペースや生活に潤い・やすらぎを与える緑地空間の提供など多面的な役割を担っており、都市農業の振興と都市農地の保全を図ることは、本区の住宅都市としての付加価値を高めることにもつながると考えています。

そのため区は、農家が特産物を生産する試みや生産技術を継承するための支援のほか、地産地消マーケットの支援等に取り組んでまいりました。さらに近年では、成田西ふれあい農業公園や23区初の農福連携農園となる「すぎのこ農園」を開園するなどの取り組みにも注力してきたところです。

「すぎのこ農園」では、農作業を通じた障害者等の生きがい創出や若者等の就労支援のほか、区内福祉施設への農産物の提供も行っています。また、本年4月には江戸時代中期の区内農家の建物部材を活用した管理棟を整備しており、子ども食堂や障害者団体等との協働による食のイベントを開催するなど、より充実した農と福祉の連携事業を実施していく考えです。

このように今後とも「都市空間に広がる農の風景」を大切にした取り組みを進めてまいりますので、区民や関係者の皆様のご支援、ご協力をお願いいたします。

 

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(旧ビル名称「インテグラルタワー」)