さらなる高みを目指して志を貫く。(平成31年1月1日)

 

ページ番号1048256  更新日 平成31年1月4日 印刷 

あけましておめでとうございます。区民の皆さまにおかれましては、健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年、プロスキーヤーであり登山家の三浦雄一郎氏が南米大陸最高峰のアコンカグアの登頂とスキー滑降を目指すことを発表されました。現在86歳。三浦氏は史上最高齢80歳でエベレスト登頂に成功し、その記録は今でも破られていません。スキーヤーとしてすでに世界七大陸最高峰全てで滑降を成し遂げるなどの実績を残していますが、それでもなお高みを目指して挑戦を続けています。先の会見では、「やるだけやって、限界まで頑張って、その限界が頂上であればこれ以上ない」と語られました。
私は区長当選当初から、「区政の使命は区民福祉の向上」と一貫して訴え続け、とりわけ認可保育園の整備を職員と一丸となって精力的に進め、昨年はついに「保育待機児童ゼロ」を成し遂げました。また、全国でも類のない自治体間連携による特別養護老人ホーム、「エクレシア南伊豆」の開設にも至りました。しかし、これでやり切ったという思いはつゆほどもありません。待機児童ゼロの先には、希望する全ての子どもが認可保育所に入れるようにするなど、子どもを産み育てながらより安心して就労できる環境づくりがあります。介護ニーズは超高齢化社会の進展の中でさらに高まることに加え、高齢者が生涯現役で生きがい活動や就労できる社会の実現も大きな課題です。「区民福祉の向上」に終わりはない、限界まで力を尽くさなければならないという実感は、まさに三浦氏の思いに通ずるところかもしれません。
今年は平成からの改元、また、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた最後の1年ということもあり、新しい時代を予感させるような年になるかと思います。区政においても、杉並区基本構想を実現すべく改定した総合計画・実行計画等をスタートさせる年です。こうした中においても初志を決して忘れることなく貫き通し、区民福祉のさらなる向上、高みを目指して区政に臨みたいと考えています。
皆さま、本年もどうぞご協力をお願いいたします。

 

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