「安全・安心」を礎に、新時代へ。(平成31年3月1日)

 

ページ番号1049585  更新日 平成31年3月1日 印刷 

平成は、昭和の半分ほどの期間でありながら、振り返ってみれば激動の時代だったと言えるでしょう。少子高齢化の進展は、労働力不足や市場規模の縮小、地域活力の低下といった課題を顕在化させ、年金・医療・介護など社会保障制度にも大きな影響を与えています。一方で、ICT分野をはじめとした目覚ましい技術革新は生活に大きな変化をもたらしました。そして、忘れてはならないことは多発した自然災害です。阪神淡路大震災、東日本大震災をはじめ、地震、豪雨、記録的猛暑といった数々の災禍が全国を襲いました。
変化の大きい先行き不透明な時代の中で、区民福祉のために何が大切かを考えたとき、私は区民の暮らしの安全・安心こそが、その礎になるという思いをあらためて強く抱きました。新年度予算には、防災・減災対策の推進、震災救援所となる区立小中学校の体育館へのエアコン設置、死亡事故を踏まえたがん検診の見直し、全国各地で犠牲者が発生している児童虐待対策の強化、そして認可保育所・学童クラブの整備や高齢化に対応した施設整備などに重点的な予算措置を行いました。また、福祉施策の新機軸として、都市農地を障害者や高齢者等が活用する「農福連携農園」の開設準備も進めてまいります。
多くの企業経営者が、「変化への対応」「イノベーションへの挑戦」といった言葉を発していますが、私も、常に時代の先を見据え、立ちはだかるさまざまな区政の課題解決に挑み、区民の皆さまの安全・安心の確保に全力を尽くしたいと思います。引き続き区政へのご協力をお願いいたします。

 

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